あり方

時間のながれを変えてみよう

毎日忙しくスケジュールに追われる毎日。それはそれで充実したものかもしれません。でもいつもそのままではガス欠を起こしてしまいます。たまにはゆったりとした時間を過ごしたいものです。

先日、知り合いのご実家にお邪魔しました。和歌山の印南町という場所。和歌山市街から高速を使って2時間程度の距離です。見渡すかぎり山また山。集落には70歳以上の高齢者が50世帯ほど住んでいるそうです。子供たちもいなくなって、小学校や中学校も廃校に。過疎への道をたどっています。

裏にはニワトリが放し飼いになっていました。なぜか人懐っこいのです。聞くとヒヨコから育ててきているからそうです。ニワトリが産む卵、自分の畑で無農薬でつくった野菜、さばいたニワトリを食す。自然の摂理にかなった自給自足です。

お父さんは一人山に入り、朝から夜までひたすら木を切っていたそうです。実際に現場に行ってみましたがかなりの急斜面。よくこんなところで作業ができたものだと感心しました。

少しお母さんと話しました。「ここは田舎で何もないからね」「みんないなくなったんよ」話す笑顔がとてもきれい。印象に残りました。田舎の人は純粋です。自然の中で毎日を暮らす、シンプルに生きてきたからこそだと思います。

そこでみた風景、道中の山々に心が洗われました。「ここでは時間の流れ方が違いますね」焚き火basekokkoを訪れる人が口にする言葉。そんな時間をたまには過ごしてみましょう。

自然の中でゆったり過ごす時間をつくろう