あり方

継続するには、無理なく自然体になること

物事を続けていくことって大変ですよね。続けていくことができたら成功と言えます。とはいえどうやって継続していけばいいのか知りたいところです。継続のコツは「無理をしない」こと。そう特別なことではないのですね。そんなことが気づけた話です。

焚き火コミュニケーションのシゴトでキャンプイベントのサポートに入りました。とあるディーラーさんがお客さま向けに感謝を表す年1回の行事。北軽井沢で昨年に引き続きお手伝いさせていただきました。前日入りで準備があり、その日は近隣のペンション浅間高原の小さな宿オールドハウスに宿泊しました。

オーナーご夫婦で15年間営んでいらっしゃいます。実は前回も泊めていただきました。とてもあたたかな雰囲気で料理も美味しくて印象に残ったので、今回もぜひここに泊まりたいと思っていました。ご縁もあって運良く叶えられることに。宿泊業をやっていることもあり、ご夫婦ともう少し話がしたいなあと感じていました。

夕食が終わり、飲み会の時間になりました。いろいろな焼酎を並べて飲み放題という心にくいサービスも用意されています。後かたづけもひと段落しゆっくりできる時間になると、オーナーはダイニング横の受付カウンターでお客さまの様子を見ながらお酒を片手にし始めます。そのスタイルが気になっていました。

カウンターに立ち話をしに行きました。どんな経緯でペンションを始めたのかなど質問しました。「元々このあたりのペンションでアルバイトをしていたんです。トラックの運転手をしていたのですが、いつか人混みを離れて環境の良いところへ行こうと思っていた矢先物件が見つかったので思い切ってやってきました」「人見知りな方であまり話せないんですよ笑」思っていた通りの人柄です。

お客さまがいる傍らでお酒を飲むスタイルについて訊いてみました。「僕も同じような感じがいいなあと思うのですが、どうしてこのスタイルにしているのですか?」「これまでいろいろなやり方をやってきました。でも無理したらだめなんですよね。そこである日そのままでいこうと決めたんです。もともとお酒好きですから笑」「山が好きなのでそれさえできたらいいんです」山の話をしているオーナーはとてもたのしそう。ここなんだなと共感しました。

「このスタイルを受け入れてくれるお客様とだけお付き合いできたらいい」そんな話もしていただきました。そうなんですよね。自分に無理をしたっていいことなんてありません。背伸びをしたり、肩肘張っても長続きなんてしません。自分は自分、そのままでいくのが一番です。北軽井沢に行ったらまた訪れたいペンションです。

自然体でいこう