あり方

いつももっていたい当事者意識

千葉の台風被害の報道が続いています。復旧作業が長引いています。未だに停電のところが多数に及んでいるようです。かなり深刻な事態です。

「行政がもっと真剣に動くべき」「知事は災害対策についてもう一度考え直さないといけない」テレビのコメンテーターは好き放題言っています。現場では一生懸命、行政の人たちはできることをやっているのだと推測します。そんな現状も把握せずに評論するのはどうかと思います。

マスコミは毎日のように報道します。やっていることは現地レポートのみ。人の不幸を報道する前に、目の前で困っている人がいたら手を貸してあげたい。そして今何が必要なのか、周囲はどんなことができるのかを伝えてほしい。道が閉ざされているのなら、どういう状態でどのルートを通れば現地まで行けるのかをレポートしてほしい。そう思います。

話の次元は全く違いますが、仕事の中でも同じようなことが起こります。「最近本気度がなくなっている」「縮小しようとしている」噂をながす本人は現場に参加することもなく、実状も知らないところで批評していたりします。実際は、これまでの経緯、市場ニーズ、時代のながれに合わせ、いろいろと悩んだあげく、試行錯誤を重ねながらやっています。そんな声を聴くたびに情けなくなります。

周囲で批評するのは簡単です。いつも意識したいのは当事者がどんな気持ちでいるのかということ。もし現場を理解していないのならわかったようなことは言わないことです。ここで書き留めることで自戒したいと思います。

現場を見てから発言しよう