発想法

アイデアはずっと考えていたら、ある日突然降ってくる

「次回のプレゼン資料どうやってまとめようかな・・・」「何を伝えたら自分が思っていることが伝わるだろう・・・」「新しい商品サービスをつくりたいけどどういう切り口がいいのだろう・・・」アイデアに煮詰まるときってありますよね?でも考え続けていると、ある瞬間にパッと視界が開けることがあります。

新しい講演セミナーネタを受託しました。通り一遍のことならできます。でもやる以上はより納得感のあるものに仕上げたい。ずっと考え続けてきました。ある日のこと、それまで考えていたことが一気につながる体験をしました。

僕の場合はたいてい朝です。毎朝起きる時間は5時頃です。アイデアが降ってくるのは3時とか4時とか起きる1、2時間前です。その件のことで何気なく目が覚めます。「あれはこうかも」「ここをこうつなげたら流れになるかも」「このことを誰かにきいてみよう」ベッドの中あれやこれや頭の中をよぎります。

考え始めたらどんどん目がさえてきます。寝ている場合ではありません。トイレにも行かず、顔も洗わず、すぐにメモに書きます。ここでパソコンなんて思っていたら遅いです。とにかく頭の中に描写された絵をメモに落とします。

あとはそのメモを見ながら講演資料にまとめていきます。まとめる作業は大したことではありません。何を入れるかを決めるまでが大変です。机の上で考えていても答えは出ないものです。仮に本を読んで漫然とまとめたものにはキモが入っていないので意味がありません。

なぜこの瞬間に至るのか?それはここ数日その件をずっと考え続けているから。関連書籍も読んでいます。気になるネット記事にも目を通しています。他人からも話を聴いています。その日は目が覚めてある会社から届いていたメルマガが発火点になって、それまで吸収したものが一気につながったわけです。

実はこの記事もそう感じたプロセスをその場で思い出しながら書いています。パジャマのままパソコンに向かっています。あとでまとめて書こう・・・なんて思っていたらリアリティがなくなります。言葉と言葉の途中の大事な部分が欠落してしまいます。だからその場で書きます。いつもなら30分くらいかけて書くものがわずか10分で書けてしまいました。

脳の中にはメモリのように一時的に記憶する部分があるのだと思います。何かの本で読んだことがあります。一時的なので時間が経てば消えてしまいます。だからメモリにあるうちに文字に落としてしまわないといけないのです。

考え尽くした先に自分だけに見える世界が広がる