働き方

自宅で仕事ができる環境を急ごう

関東を直撃した台風15号。千葉では甚大な被害が発生したようです。一日も早い復旧になればいいのですが。それにしても首都圏の交通網が大きく混乱してしまいましたね。地震が来たらこんなことになるなど、いろいろと報道していますが、まさにその一端が感じられる日になりました。

当日は午後から品川でセミナーがあったので少し早めに自宅を出ました。予想通り、地下鉄も山手線も遅れながらの運行でした。車内もそれだけ満員状態。品川駅に電車が着くとホームに人があふれて降りられないほどの混雑になっていました。それだけもうウンザリという感じです。

テレビを観ていると、駅で立ちっ放しで3時間4時間待たされながら電車を待つ人たちの姿が映し出されていました。そんな中「今日は会社に行くのですか?」という質問に、「絶対行きます!」とインタビューに答えている中年男性もいました。

会社に絶対行く!一見すばらしい発言にきこえます。でもちょっと待ってください。こんな状況でそこまでして会社に行く理由は何ですか?敢えてそう聞きたくなります。「そんなの当たり前だろう」と言われそうです。既成概念に侵されていたらそう感じるでしょう。でも本当にそうでしょうか?

半日以上かけて会社に到着しても帰りのことを考えると実働時間はわずかです。しかもこんな超ラッシュの中、身体は疲労困憊です。そんな状態でエネルギーは残っているのでしょうか?答えはNOですね。全く意味がないことをしているのです。「もう通勤なんていやだなあ」みんなそう感じています。「でもしょうがないよね」と思っています。

こんなときは自宅で仕事をすればいいのです。通常のやりとりはメールと電話。ZOOMなどのツールを使えば顔を合わせて仕事ができます。オンラインでほぼ全てのことがまかなえます。世の中でいうテレワークというやつ。こんな非常事態にこそ価値が出ます。

テレワーク導入を会社として検討するとか大上段に振りかぶるような時代は終わっています。できるところからどんどんやっていけばいいのです。コストなんて掛かりません。活用の仕方次第で格段に効率は上がります。上手に使えば会社としてはコストを大幅カット、取り沙汰される生産性も向上します。残業しないのが働き方改革なんて意味のないことをやっているくらいなら、こういうときに対応できる働き方の柔軟性をつくっていきましょう。

働き方の多様化の意味をちゃんと理解しよう