小泉進次郎環境大臣の初外交での発言が物議を醸しています。お父さんの影響、このところどうしようもなかった政界で話題性があること、発言の仕方が今までにないスタイルであることなどで注目を浴びてネタのない報道の後押しをしています。
「大臣なんだから具体的な話をしないといけない」「これまではイメージや耳障りの言葉を話していればよかったけど、大臣になったんだからそれでは困る」コメンテーターが評論しています。もっともに聞こえます。
でも本当にそうなの?と思ってしまいます。今は中味はなくても環境のことをこれだけ意識するキッカケをつくっただけもましなのでは?僕たちが払っている血税から何もしないで高額の給料を手にしている政治家に比べたら雲泥の差です。目立つだけで物事は動いています。
先頭に立つ人は周囲を巻き込んでいく何かが要ります。パフォーマンスと呼ばれるものです。その一つの手法がスピーチです。良きにしろ悪しきにしろ、大衆の意識がそっちへ向くようにしないと何も変わりません。そこから関心が生まれてきます。
小泉さんはこのまま中味なしでは良くありませんが、そのうち少し改善してくれるでしょう。そのための布石になっていけばそれでいいと思います。真価が問われるのはもう少しあとになってですね。
先頭に立つ人はパフォーマンスが必要です。目立たないと人の関心は得られませんから。やり方はその人の個性に合わせたものでいいです。これだけ情報過多の時代、長く関心を持ち続けるのは至難の業です。目立つということは悪く言う人が必ず出ます。みんなに好かれようとしても無理があります。今何が必要なのかで突き進んでいきたいですね。
周囲の声を気にしすぎない