気づき

病は気から、診断を受ける安心感

10日ほど前から朝起きると強いめまいがして、起き上がれない状態が続きました。グラッとくる感じです。毎朝同じ症状でした。ひどいときは夜中に目が覚めて気持ち悪くなるときもありました。

ネットで検索して同じような症状のものを調べました。いきなり起きるのではなく、慣らし運動をした方がいいといったことが書いてありました。そんなことをしながらだましだまし数日を過ごしました。

「早く病院に行った方がいい」家人は言いました。でもすぐに行く気になりませんでした。目の前の仕事、来月以降に入っている予定を考えて躊躇してしまったからです。「もしかしたら重大な病気かもしれない。だとすれば仕事がストップしてしまう・・・」そんな不安もありました。

ある朝、全く良くならないので病院に行くことに決めました。何科に行けばいいのかもわかりません。内科に行って適当にされるのも困る。総合病院だと時間が掛かってその日に終わらない。おそらく脳神経外科かなと推測してネットで探してみました。

「地域 脳神経外科」で検索すると近所の病院がヒットしました。しっかりしたことが書いてありました。すぐに予約をしてその足で向かいました。個人病院なのですぐに診察できました。医師はそれなりの年齢。柔和できちんとした対応をする人でした。

ひと通り問診した後、「ご心配でしょうからきちんと調べてみましょう。MRIって受けられたことはありますか?」「いえないです」「ではご説明しますね・・・」MRIがどんなものかをわかりやすく解説してくれました。

その後すぐにMRI検査。15分ほどで終わりました。そしてすぐに診断結果の説明。「大きな病気は見当たりませんので安心してくださいね」医師の第一声でした。その後、映像を見せながら懇切丁寧に説明をしてくれました。

第一声の「安心してください」。これが大きかったです。ほっと胸をなでおろしました。最後まで引っ張って結論を言われるよりずっと気持ちを落ちけることができました。患者目線の診察とはこのことをいうのでしょう。

その日から仕事に対するエネルギーが再燃しました。調子が悪いときはずっとそのことが気になって力が湧いてきませんでした。やることも中途半端でした。どれだけ心労になっていたかがわかりました。

病は気からといいます。気持ちが上がると調子も良くなります。げんきんですね。健康であること、安心感の大切さ、毎日を一生懸命生きること。改めて考える機会になりました。

元気なら何でもできる