商い

売り手目線の券売機

最近はどこのお店に入っても入口に券売機があるという感じになりました。人手が足らない現実、やむを得ない状況でしょう。すっかり当たり前の存在になった券売機。ふと我に返る出来事がありました。

先日ラーメン屋に入りました。いつも仕事で使う場所の近く。駅を降りたらすぐあって気になっていたので入ってみました。入口左にモレなく券売機があります。画面を見ると何が何だかわかりません。変なキャッチコピーが並んでいます。お店側が売りたいものを大きく並べてあるだけ。しかも何のラーメンかわからない始末。

普通のラーメンはこれで、しょうゆと味噌はこれ、トッピングが乗っかるとこうなる。当店のおすすめはコレ的な並び方をしていないとわけがわかりません。どうしようか考えていたら、後ろに行列ができてきます。ランチタイムで待たせるわけにも行かず、一番目立つボタンを押しました。

おまけに出てくるまでに時間が掛かりました。後ろに面談を控えていたので余計に焦りました。そんな時間に制約があるなら入るなよという声もあります(笑)やっと出てきたところで味まで今一歩。接客もおろそか。残念な気持ちになりました。もう二度と行くことはないでしょう。

券売機はスタッフの代わりです。単に業務効率を上げる、売りたいものを売るという視点だけで作っていたらとんでもないことになります。お客さまによろこんでもらうにはどうしたらいいか。外せないチェックポイントですね。

お客さまからどう見えるかの最終チェックを怠らない