起業複業

需要があるかないかリサーチしても意味なし、需要は自分でつくるもの

これから起業を考えようとする人からよく出る話があります。「やりたいことは漠然とあるけどそのことに需要があるのか不安になる」「市場調査をすると対象になる数が少ないのでビジネスにならない気がする」こんな感じ。この考えは捨てましょう。需要は自分でつくるものだから。

大企業が新規事業に参入するときは需要があるかないかといった議論はあるでしょう。それなりのお金を投じるわけだから当然費用対効果を考えないといけません。個人でビジネスを興すときにはこのやり方はあてはまりません。何百万人ものお客さまは必要ありません。信頼関係をしっかり築いた500人のお客さまがいれば事業はまわります。狭く深くが鉄則。

サラリーマンを長くやっていると自然にこんな思考パターンになります。それは会社で資料を作ったりプレゼンしたりする中で市場規模的な組み立て方の訓練を受けるから。そのままの思考で個人起業を考えてはいけません。お客さまが求めているものが何かを突き詰めること。シンプルにこれが全てです。

そもそも需要って何でしょう?ビジネスはやってみないとわからないことばかり。なぜならお客さまがどう感じるかで決まるから。市場規模が○億円とかマーケットが何百万人って誰が決めたものでしょう。全て単なる予測にしか過ぎません。売れそうだとわかるのなら誰も苦労はしませんよね。

お客さまは常に変化しています。今のトレンドにマッチしているから必ず売れると思っていたものがこける。こんなくだらないもの売れるはずがないと思うものが売れる。日本はにはモノとサービスが溢れかえっています。ニーズは多様。そんな中でありきたりな需要予測なんて立つはずがありません。

このビジネスは需要が見込めたからやった。仮にそう言っている自分を想像してみてください。ワクワクしますか?見込めるものをやってもたのしくはないですよね。誰でもできることですよね。起業とは今まで世の中になかった職業を生み出すこと。このシゴトで自分は世の中に需要を創り出してやる。そんな気概があるか否かが成否を分けます。

妄想しながらやろう