もうだいたいのことならわかっている・・・そんなふうに思っていることでも、実はまだまだだったと気づかされることがあります。特に旅先での気づきは貴重なものです。
講演で新潟上越方面へ向かう道中のこと。大宮から新幹線に乗車、越後湯沢で上越線を経由してほくほく線に乗りました。11月半ばということもあって山は紅葉が真っ盛りでした。
車窓から景色を眺めていると気になることがあります。このあたりの家は3階建て構造で1階部分がコンクリートの土台のようになっています。地元の人にきくと、雪で埋まってしまうからだそうです。窓には木で枠がつけてあり、雪が乱入してくるのを防止しているのかと想像します。
ほくほく線にも初めて乗車しました。半分くらいはほとんどトンネルです。途中にある美佐島は完全に地下にある駅でした。こんな駅があるんだ・・・驚きました。六日町、十日町という地名も気になります。
地図を見ると、新潟まわりをしないでショートカットして北陸方面に行く経路になっています。ネットで調べると北陸新幹線ができるまでは特急が走ってにぎわっていたとのこと。いろいろな歴史があるようです。
電車の中ではシニア夫婦の姿を見かけました。二人して仲良く旅をしている姿に心がホッとします。日本の高齢化社会はこんなところをみていても進んでいるのですね。
日本の中だけでもこうしてまだまだ知らないところ、知らないものがたくさんあります。その一つひとつを見るたびに新しい発見があります。好奇心を持ち続けたいものです。
旅に出て新しい発見をしよう