働き方

記録より記憶に残るシゴト

とある大手食品メーカーさんの講演をさせていただきました。場所は研究所を併設した工場。労働安全対策を実行するためのコミュニケーションとチーム力強化というのがテーマ。工場現場で起こる安全管理は社員相互のコミュ二ケーションが基盤ということから生まれた内容です。

実はこの会社には同様のテーマで4年前に初めて登壇させていただいた経験があります。その時は現場のリーダー全員を対象に研修方式でやりたいとのことで全4回にわたり実施しました。現場が少しでもわかっていないと浮ついた話になります。数時間というわずがの時間でしたが、工場現場も見学させていただきました。食品メーカーの製造工程を学ぶこともでき印象に残る研修でした。

そんなある日、その会社から講演依頼が届きました。「あれ、A社さんだ。何でまた同じテーマでやるんだろう・・・」うれしさ半分、不思議さ半分という感じでした。「半年前に社員向けの調査を行いました。その中で職場のコミュニケーションが円滑とは言えないという結果が出たのです。社内で対策を考えていました。そんな中、コミュニケーションという言葉でピンと出てきたのが三宅さんでした」セミナー終了後、担当者の方はおっしゃっていただきました。

担当の方は以前の研修に参加いただいていました。そのことで覚えていただいていたみたいです。といってもあれから4年もの年月が流れています。大きな会社です。その間に社内の状態は大きく変化しているはず。そんな中、こうして思い出していただけたこと。本当に有難く感じています。

仕事は生活のため報酬を得るのが目的です。でも一方でシゴトはお金に代えられないものがあります。「記憶に残るシゴト」これを積み重ねることができたらどんなに素晴らしいことだろう。そんな気持ちにさせられました。

思い出してもらえるシゴトをしよう