働き方

SNSで仕事のスピード感を感じる方法

その日は富山へ講演の出張でした。大宮から北陸新幹線に乗車。乗っている時間は正味2時間弱。座席は満席、身動きできません。でもその分集中力が高まります。パソコン1枚で頭にあることを始めていきます。

あるコミュニティメンバーを分科会を紹介してつなぐ。事務局とのやりとりで新しくやることを概要を説明し、一つやることを決める。別の担当者と確認事項をフォローする。メンバー投稿の記事をコミュニティのやりとりでフォローする。投稿された記事をサイトにアップする。その間の経緯をもとにコラムを執筆する。こんな感じで同時並行します。

この間やっていたのは全てメッセンジャー。パソコン画面にスレッドが同時に3つくらい立ってました。そしてその一人ひとりとキャッチボール。「どうする?やる?やらない?」少し考えて「やる」の返事が返ってくる。これで事案はグッと前に進みます。その場で決めて即断即決です。富山に着くまでの間に3つの案件が片付きました。

ひと昔前だったらどうだったでしょう。気になることがあっても新幹線に乗っている間は何もできません。せいぜいメモをとるくらいでしょうか。そして到着駅に降り立つと電話を入れる。そこからやりとりが始まります。電話で伝えられることと文字で伝えることは違います。ここで判断に時間を要します。

あーだこーだやっていたら、事はなかなか前に進みません。そうこうしているうちにまた別件が入ってきて、やりとりしていたことはいつの間にか頓挫してしまう・・・そうなるのが関の山です。

良いシゴトはその場で集中している時に生まれるものです。あとで熟考したところで大差ありません。というより陳腐化してしまいます。SNSには良いところとそうでないところの両面があります。使い方を間違うと人間関係をこわすこともあります。そこに留意しながら、即断即決を促すツールとして有効活用していきたいものです。

良いと思う事はその場で決めよう