あり方

なぜでなく、どのようにしたら解決できるのかを考える

台風19号の爪痕は日に日に大きさを増していきます。いったいどこまでいくんだろう・・・今回の事の重大さを改めて感じます。テレビでは被害状況について毎日のように報道しています。

先日はこんな話がありました。水が止まってしまった陸の孤島に自衛隊が駆け付けました。ところが正規ルートでの依頼がなかったので、現場に到着したにもかかわらず、そのまま引き返したという事態についての議論です。

「なぜそうなったのかを追求しないといけないですね」といったコメントが飛び交います。もちろん根本原因をつかむことは大切なことです。でも今回のような想定を超えるような事態。なぜそうなったのかと言われても現場の人は困ってしまうだけです。

なぜを突き詰めて犯人さがしをするようなことをしていても何の解決にもなりません。それよりも、どうやったら良い方向へ向かうのかを話し合っていく方向にしたいもの。今は起こってしまったことに善処していくしかないのですから。

この問題が起こったのはなぜなんだ?いったい誰が悪いんだ?といったやりとり。同じようなことが日々の職場や暮らしの中でも起こっていますよね。事を正すことは大事。でも何のためにやっているのかを忘れないようにしたいものです。

緊急事態はWHYでなくHOWを優先しよう