リーダーシップ

「天皇の料理番」に学ぶ理想の上司像

どんなお盆をお過ごしでしたか?某コロナで里帰り規制もあったり、いつもと違う感じでしたよね?

僕はいうと焚き火basekokkoのご宿泊があり、管理人に明け暮れた一週間でした。お客さんがいらしているときは、物音も控えめにしないといけないので、することがありません。パソコン仕事をするにも限界があります。特に夜は暑さバテもあってドヒマな時間になります。

てなわけで、夜はアマゾンプライムビデオ上映会になります。何を観ようかなあ・・・画面に並ぶタイトルをみながら目についたのが「天皇の料理番」。どこかでみたことがあるタイトル。これにしようと観はじめました。

すると映画ではなく、テレビドラマのまとめ版でした。TBS系の日曜劇場で数年前にやっていたものなんですね。何気なく観ていると、これがハマる、ハマる。毎回、感動の涙なしではみられない。全12回にもわたる超大作ですが、一週間で全て観終わってしまいました。

田舎で箸にも棒にも掛からなかった若者がある日料理と出会い、そこから料理人への道を歩みはじめる。そして日本一のポジション、宮内省の料理長になるという筋書き。そこまでの道のりを毎回毎回さまざまなシーン、さまざまな人の出会いで物語にしています。

主人公は生涯の師と出会います。その人は主人公が東京へ出向いて修行に入った有名レストラインの料理長でした。

料理は真心だ。技術は追いつかないこともある。素材は望み通りにいかないこともある。けど真心だけは、自分次第で、いつでも最高のものを出すことができる。爪を短くすること。鍋を丁寧に洗うこと。皿を磨くこと。包丁を整えること。そういうことは確実にできる。それすらできんやつはまともな料理がつくれるとはオレは思えない。

教えないのは覚えないからだ。親切にもらったものより自分が必死になって盗んだものの方が人は大事にする。だから教えない。

言葉は少ないのですが、そのひと言ひと言に重みがありました。その言葉だけでグッとくる場面が幾度となくありました。主人公は師匠の言葉から一生涯、真心を大切にし続けていきます。

少ない言葉をかけて相手が自ら気づき動くように促す。

まさに理想の上司像。一人では夢はかなわない。たくさんの学びを得ました。いまさら・・・かもしれませんけど、珠玉のドラマです。

自分で気づいてなんぼ