リーダーシップ

やっぱり決めるときはトップの英断

感染者が日に日に増えて先か見えない新型コロナ。長期戦の様相をみせていますね。これは芯から一過性でなく、根本からいろいろなことを考え直すときが来ている。実感しています。

仕事柄、働き方やテレワークなどの情報を日々チェックしています。大手企業の取り組みもちょくちょく出てきます。そんな中、際立っているなあーと思うのが富士通。発表内容に軸がある感じで、こういう企業が増えるといいなあと感じていました。

朝また富士通の記事が紹介されていました。今までは事業本部長のコメントが主。今回は社長のインタビューでした。その一部を紹介すると・・・

全社テレワーク制度化にオフィス半減、富士通社長の真意

Q:全社テレワークの制度化に迷いはなかったですか?

迷わなかった。私の意見でもあるが、従業員のうち3万5000人に行ったアンケートから導き出した結果でもある。場所にとらわれない働き方は、海外4万人の従業員の働き方と基本的には同じだ。グローバル展開している会社としては、そもそも働く場所を問うべきではない。

Q:全社テレワークに加え、全席をフリーアドレス化し、2022年度末までにオフィス規模を現状から半減する目標も話題です。3年後の見通しは?

半減自体が目的ではなく、結果としてそうなるのだ。もとより、半減してもそれが完成形ではない。従業員が働きやすくなることが第一。目標を立てることは重要だが、常に中間点でしかない。

自分の考えを持ち、従業員の声も聴く。目的はオフィス半減ではなく、従業員の働きやすさ。ここですねポイントは。本物だと思いました。この社長、就任以来いろいろと改革をやっているそうです。

変革しようとすると横やりがある。既存のやり方にこだわる連中も出る。大きな組織だと圧力もかかる。そんな中にあっても何を大切にするのか軸をぶらさない。働く人たちですね。トップのあるべき姿です。

今回の状況。変わろうとしない会社に勤めているのなら、冷静に受け止めてください。あなたの未来のために。

まだ通勤しているなら黄信号