「知っている」ことと「できる」ことは違います。知っていることは「知識」にすぎません。できることは「実践」できること。経営者にとっては実践が生命線。どうすれば「できる」になるのでしょう?唯一の方法は反復。
できると知っているの違い。いくつか例を挙げてみます。英語を知っているというのはテストができるということ。英語ができるということは会話ができるということです。日本人には英語を知っている文化が根付いています。スポーツで言えば、スポーツを知っているのは解説者。スポーツができるとプレーヤーになれます。
起業についていえば、自己啓発本を読んで情報をたくさん集めている人は成功についてたくさん語ることができます。でも自分はどうかというとぜんぜん売れない人というのがよくあるパターン。物事は知っているだけでは意味がありません。できるようになって始めて価値が生まれます。
では知っているではなく、できるになるためにどうしたらいいのでしょう?知ることは本やセミナーや人に聴くことでできます。でもできることはそれではだめです。いくら知識を入れても実践しないことには前に進めません。
実践するときに重要なキーワードがあります。それは「くり返し反復する」ことです。一度や二度聴いただけでものにはなりません。知見としてインプットしたものを反復しないとなかなかそのことを身に着けることはできません。
例えば自転車に乗るという行為。子供の頃、自転車に乗れるようにするためにどんなことをしましたか?転びながらも何度も何度もトライすることで身体が覚えたのではないでしょうか?掛け算の九九だって同じこと。「二×二が?」「三×九?」「八×七?」と言えばすぐ答えが出てきます。それは何度も反復して覚えたからです。
つまり知っているからできるにするためには「癖」や「習慣」にしてしまえるか否かということに等しいです。実践できるようになるためには正しい型を学んでくり返し反復する。そう一種のトレーニングです。シンプルで重要な方法。実践しましょう。
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