起業複業

小手先のテクニックに走る人は後を絶たない

とある商工会議所さんの主催で創業セミナーをやってきました。テーマは「身の丈のシゴトづくり」。起業するなら「事務所なし、会社なし、従業員なし」の3なしでお金を掛けずにスタートするのがベスト。10年この業界でやっていて出てきた解です。

まずぶれない自分軸を決めること。そのために今まで生きてきた道のりを全て振り返る。その中からなぜそのシゴトなのかの軸を定める。自分軸にもとづいて、それを実現するための専門分野をきめ、ビジネスプランを練り込み、情報発信しながらテストを繰り返す。

ざっくりいうと、この手順を解説していきます。おかげさまでこれまで500人を超える人をサポートしてきたので、これをやったら失敗するというものをがわかっています。そこを何度も伝えます。

講座が終わり一人の受講者が質問にきました。「ブログを書いているんですけど、どうしたらアクセスが集まりますか?」「○○という無料のホームページ作成サービスを入手したのですがどうしたらいいですか?」

「日記は書かないようにしています」そもそも専門家としての軸足が立っていないのに、ブログで発信してもムダです。お客さまが誰かが定まっていないと発信していること自体に意味がありません。

「まず自分軸を定め、その次に専門分野ですよ!」と4時間以上もかけて口酸っぱく伝えたのに、こんな質問をしてくる。そんなもんなんだと思いながらも疲れがドッと出ます。

お金を掛けてはいけないと言い続けているのに、金融機関のパンフレットを必死で見ている。成功している人は素直な人、とにかくこれと思ったことをそのままやってみる人と本音で伝えているのにその場で自己流になっている・・・

世の常なんですねー やっぱり自分自身が痛い目にあわないといくら教わってもホンモノにはなりません。何年も何人も経験していることですが改めて感じました。

テクニックをいくら覚えても、自分の軸足が決まっていないとモノにはなりません。知っておいてほしいなあー

先人の話は素直に聴いて励行しよう