ご当地紹介

山形村山には地元ならではの食、お酒、文化あった

村山商工会さんの講演登壇。山形県の内陸部に位置する村山市を訪れました。行ったのは12月の半ば、本格的な冬の訪れの少し前といった季節。山形新幹線は途中から山間部を走ります。車窓から見える木々が心を癒してくれます。

ひっぱりうどん。茹でたものをひっぱって食べるからこの名前だそうです。寒い季節のお昼は普通に家でみんな食べているそうです。サバ缶や納豆、卵など各家庭によってトッピングは変わるとのこと。お土産に買って帰りましたが、お手軽でおいしい一品でした。

「さあ食べに行くぞ」というときはそばを食べて、うどんを食べるということはないそうです。肉そばを注文しても鶏そばを注文しても出てくるのは鶏肉。そば屋がつくるラーメンは絶品とのこと。これは食べてみたいなあー

お酒ももれなくおいしいという話。高木酒造さんが造る「十四代」は一升瓶が万円単位の超人気の日本酒。どぶろく特区もあるとのことで、施設の売店で担当の方から「これ、おいしいですよ」のひと言につられ思わず購入。飲み口があっさりしてたしかに美味かった!

最上川の三難所舟下り。村山市の碁点・三ヶ瀬・隼あたりは、難所として船頭を悩ませていたそうです。

スノーダンプってわかりますか?初めてその名前を聞きました。ソリのように雪を押して運ぶことが出来る除雪用具のことです。一家に一台、仕事前に雪おろしは当たり前。屋根用と平地用で常備されているとのこと。なかにはハンディー除雪機を持っている家もあるそうです。さすが雪国、想像がつかない世界があります。

山形県は4つのエリアに分かれます。人の顔のようにみえる北から最上、日本海側が庄内、内陸部が村山、南が置賜(おきたま)です。それぞれに味の好みも「--だじゅ」「--にゃ」など方言も違うというから面白いですね。

最上エリアの大蔵村肘折は特別な豪雪地域、湯の里肘折温泉は風情のある温泉宿が立ち並ぶ湯治場。ネットを見ただけでも雰囲気が伝わってきます。

村山商工会の方にセミナーが終わった後、新幹線までの2時間弱ガッツリお話を伺いました。短時間に凝縮して山形県のことをくわしく知ることができました。ご多忙の中、本当にありがとうございました。(2019.12.12取材)